ギターサイトでジャズを学びたいと思って検索しても、コードフォームを紹介するページ、音楽理論を詳しく扱うページ、動画を中心にしたオンライン講座などが並び、どこから始めればよいのか迷いやすいものです。
特にジャズギターは、一般的な弾き語りとは異なり、セブンスコード、ツーファイブ進行、コードトーン、コンピング、アドリブといった複数の要素を並行して身につける必要があるため、教材の順番が整理されていないと知識だけが増えて演奏につながらないことがあります。
一方で、自分の目的と現在のレベルに合うサイトを選び、学んだ内容を実際の曲へ結びつける練習を続ければ、独学でもジャズらしい伴奏やシンプルなアドリブに少しずつ近づけます。
ここでは、日本語で学びやすい無料サイトから海外の大型レッスンサービス、添削や体系的なカリキュラムを受けられる有料講座までを取り上げ、それぞれの特徴、向いている人、利用時の注意点に加え、サイトを使って挫折せずに練習を進める方法まで詳しく紹介します。
ジャズを学べるギターサイトおすすめ8選

ジャズギターの学習サイトを選ぶ際は、掲載記事の多さだけでなく、自分が解決したい課題に合う教材が探しやすいか、音や動画を確認できるか、基礎から曲の演奏までつながっているかを見ることが重要です。
日本語サイトは用語の意味を理解しやすく、初心者が最初の一歩を踏み出すのに向いている一方、海外サイトは教材数や演奏例が豊富で、中級者以降の語彙を広げたいときにも役立ちます。
以下では、無料記事を中心に使えるサイト、動画と文章を組み合わせて学べるサイト、有料で継続的な指導を受けられるサイトを交え、目的別に選びやすい候補を紹介します。
ジャズギター独学ガイド
ジャズギター独学ガイドは、アドリブ、リック、コンピング、コピー譜、音楽理論など、ジャズギターの演奏に必要なテーマを日本語で探せるサイトで、何を練習すればよいか整理したい初心者から中級者まで利用しやすい構成です。
単にスケールの形を掲載するだけではなく、コード進行に対して音をどのように選ぶのか、リックをどのように実際のアドリブへ応用するのかといった演奏上の考え方が扱われているため、覚えた知識を音楽へ結びつけたい人に向いています。
最初から高度なスケールや複雑な代理コードの記事へ進むと情報量に圧倒されやすいため、まずはジャズの基本コード、ツーファイブワン、コードトーンを使った短いフレーズという順番で読み進め、記事内の例を一つずつギターで鳴らす方法がおすすめです。
文章を読んで理解したつもりになるのではなく、一つの記事につき一つのフォームや短いフレーズだけを選び、メトロノームや伴奏音源に合わせて数日間繰り返すと、独学ガイドとしての情報量を無理なく活用できます。
Jazz Guitar Tribe
Jazz Guitar Tribeは、ジャズギタリストの富田光氏が運営するレッスンサイトで、動画教材の内容を文章で確認できる記事、アドリブの考え方、コードボイシング、スケールの使い分けなどを日本語で学べます。
実際に演奏するギタリストの視点から、コード感のあるソロを作る方法や、コンテンポラリーな響きを取り入れるための考え方が紹介されているため、基本的なコードは押さえられるものの、アドリブがスケールの上下だけになってしまう人に適しています。
無料記事には中級者向けの用語も登場するので、内容が難しく感じる場合は、記事に出てくる全理論を一度に理解しようとせず、譜例のリズム、着地音、コードとの関係という三点に絞って観察すると学習しやすくなります。
サイト内にはオンラインスクールなどの案内もあるため、無料教材で運営者の説明方法や演奏スタイルを確認してから、独学では改善しにくい課題が明確になった段階で有料学習を検討すると、目的のないまま受講する失敗を避けられます。
横山貢介ギター教室ブログ
横山貢介ギター教室ブログには、ジャズギター初心者が最初に覚えたいコード、ツーファイブワン、コードトーン、ボイシングなどを日本語で説明する記事があり、難しい用語に慣れていない人でも入口を見つけやすい点が魅力です。
メジャーセブンス、マイナーセブンス、ドミナントセブンス、マイナーセブンフラットファイブといった基本的なコードタイプを、役割や使用例と結びつけて確認できるため、コードネームを見ても押さえ方や響きが思い浮かばない段階に向いています。
初心者はフォームを数多く暗記するより、まず五弦ルートと六弦ルートの基本形を一つずつ覚え、Dm7、G7、Cmaj7のような短い進行でコードチェンジを止まらずに行う練習へ進むと、記事の内容を実際の伴奏力へ変えやすくなります。
教室のレッスン案内も掲載されているため、独学記事を試したうえで、手首が痛む、音が途切れる、リズムが合っているか判断できないといった問題が残る場合は、対面やオンラインでフォームを見てもらう選択肢もあります。
SoundQuest
SoundQuestは、ギター専用サイトではないものの、コードの仕組み、ダイアトニックコード、コード機能、ツーファイブ、ジャズにおける和声の考え方などを体系的に学びたい人に役立つ音楽理論サイトです。
コードフォームを指の形だけで暗記すると、キーが変わったときや見慣れないコードが出たときに対応できませんが、コードの構成音や機能を理解しておけば、押さえ方を忘れても必要な音を選び直しやすくなります。
ただし、理論を読むだけでは伴奏やアドリブが自動的に弾けるようになるわけではないため、学んだ項目をCメジャーなど一つのキーへ限定し、コードを鳴らす、構成音を歌う、指板上で三度と七度を探すという実践を組み合わせる必要があります。
理論学習に興味が強い人ほど、理解してから演奏しようとして練習が止まりやすいため、一回の学習で扱う概念を一つに絞り、その日のうちに短いコード進行かフレーズとして音にする使い方が効果的です。
Jazz Guitar Online
Jazz Guitar Onlineは、ジャズコード、アルペジオ、スケール、リック、スタンダード曲、コードメロディなどの無料レッスンが豊富な海外サイトで、英語に抵抗が少ない人には有力な学習先です。
初心者向けのコードから発展的なボイシングまで段階的に探せるほか、Autumn LeavesやSummertimeなどの楽曲を題材に、メロディ、伴奏、アドリブを関連づけて学べるため、練習素材を実際の曲へ移す流れを作りやすい特徴があります。
情報量が非常に多いので、トップページから興味のある記事を次々に開くより、コード、アルペジオ、スタンダード曲という三つのカテゴリーに学習範囲を限定し、一曲を弾くために必要なページだけを見る方法が向いています。
英文を一語ずつ翻訳すると練習時間が減るため、譜面、TAB、コードダイアグラム、音源から内容を先に把握し、演奏上重要な説明だけを翻訳機能で補うと、海外教材の利点を保ちながら効率よく使えます。
Jens Larsen
Jens Larsenのサイトは、ジャズコード、アルペジオ、コンピング、フレーズ作り、練習計画などを扱う記事や動画への入口が整理されており、基礎を終えた人が演奏を一段深めたいときに役立ちます。
ジャズらしい音を出すために大量のコードやスケールを暗記するのではなく、シェルボイシング、コードトーン、ボイスリーディング、短いモチーフといった実用的な材料から演奏を組み立てる考え方を学びやすい点が特徴です。
説明のテンポが速く感じられる場合は、一つの動画からすべてを吸収しようとせず、コード例だけを練習する日、フレーズのリズムだけをまねる日、理論的な理由を読み直す日というように作業を分割すると定着しやすくなります。
ロックやブルースの経験がある人は、既に知っているペンタトニックやコードフォームをジャズの文脈で使い直す記事から始めると、過去の経験を捨てずに学習を進められ、難しいジャンルへ移ったという心理的な負担も抑えられます。
TrueFire
TrueFireは、多数の講師による動画コースを提供する海外のギターレッスンサービスで、ジャズの基礎、コンピング、ビバップ、コードメロディ、ジャズブルース、ボサノバ、フュージョンなどを目的別に学べます。
一人の講師だけではなく、複数の演奏家による異なるアプローチを比較できるため、自分が目指す音色やフレージングに近い講師を見つけたい人や、無料記事を拾い読みするより順序のある動画講座を進めたい人に向いています。
教材数が多いサービスでは、加入したことで満足し、複数のコースを途中まで見るだけになる失敗が起こりやすいため、最初の一か月は一つのコースだけを選び、各レッスンで録音を一つ残すという明確なルールを決めることが大切です。
料金体系、無料体験、視聴条件、ダウンロードの可否は変更される可能性があるため、申込み前に公式ページの最新条件を確認し、学びたい内容と講師の演奏例を見たうえで継続する価値があるか判断してください。
バード・ジャズギター大学
バード・ジャズギター大学は、オンラインでジャズギターを体系的に学びたい人向けの講座で、教材を見るだけではなく、演奏動画の添削や練習を支える独自ツールなどを活用できる点が無料サイトとの大きな違いです。
独学では自分のリズムのずれ、音の切れ方、ピッキングの癖、フレーズの不自然な位置を客観的に判断しにくいため、提出した演奏に対して助言を受けられる仕組みは、同じ場所で長く停滞している人に適しています。
一方で、添削を受けるだけで上達するわけではなく、指摘された内容を次回までの小さな練習課題へ変え、修正前と修正後の録音を比較する姿勢がなければ、サービスの利点を十分に生かせません。
有料講座を選ぶ際は、教材の量よりも、現在の自分に必要な順番が示されるか、質問や添削の頻度が生活に合うか、受講終了後も自力で練習を組み立てられる内容かを確認すると、長期的な学習につながります。
自分に合うジャズギターサイトの選び方

評価の高いサイトであっても、現在の技術、学びたい演奏、確保できる練習時間に合っていなければ、記事や動画を眺めるだけになりやすく、上達を実感できません。
サイト選びでは、無料か有料かという違いだけでなく、文章中心か動画中心か、体系的な順番があるか、譜面やTABが付いているか、質問や添削を受けられるかを比較する必要があります。
最初から一つに永久に決める必要はありませんが、短期間に複数の教材へ移動すると練習内容が定まらないため、主教材を一つ、疑問を調べる補助サイトを一つに絞ると進めやすくなります。
目的を一つに絞る
サイトを選ぶ前に、ジャズギターを学ぶ理由を具体化し、伴奏を弾きたい、アドリブを始めたい、スタンダード曲を一曲完成させたい、コードメロディを弾きたいなど、最初の目的を一つだけ決めることが重要です。
同じジャズギターでも、伴奏にはコードフォームとリズム、アドリブにはコードトーンとフレーズ、コードメロディにはメロディの位置とボイシングが必要になるため、目的が曖昧なままでは教材の優先順位を付けられません。
- 伴奏を弾くならコードとコンピング
- アドリブならコードトーンとリズム
- 一曲完成ならスタンダード曲教材
- 理論理解ならコード機能と度数
- 停滞改善なら添削付き講座
最初の目標は一か月から三か月で確認できる大きさにし、達成後に次のテーマへ移れば、教材を広く浅く消費するのではなく、演奏できる内容を一つずつ増やせます。
教材形式を比較する
文章、動画、譜面、TAB、伴奏音源にはそれぞれ異なる役割があり、どれか一つが常に優れているわけではないため、自分が理解しやすい形式と練習で不足しやすい情報を基準に選びます。
動画は手の動きやリズムを確認しやすい一方で受け身になりやすく、文章は自分の速さで読み返せる一方で音のニュアンスを想像しにくいため、複数の形式を適切に組み合わせることが理想です。
| 教材形式 | 強み | 注意点 |
|---|---|---|
| 文章 | 理論を整理しやすい | 音を別に確認する |
| 動画 | 運指やリズムが見える | 視聴だけで終えない |
| TAB | すぐに位置を再現できる | 音名も意識する |
| 五線譜 | リズムと音程が明確 | 読む練習が必要 |
| 伴奏音源 | 実戦感覚を養える | 遅いテンポから使う |
初心者は動画とTABだけでも始められますが、長期的にはコードネーム、音名、リズム譜にも少しずつ触れ、特定の教材形式がないと何も弾けない状態を避けることが大切です。
更新日だけで判断しない
ギターサイトを選ぶとき、最新の記事が多いことは安心材料になりますが、ジャズの基本コード、ツーファイブワン、コードトーン、スタンダード曲の構造といった基礎知識は、公開年が古いだけで価値がなくなるものではありません。
重要なのは、ページが現在も閲覧できるか、譜例や音源が正常に動くか、説明に誤りや不自然な飛躍がないか、運営者や講師の演奏を確認できるかという実用面です。
一方で、有料サービスの料金、無料体験、添削回数、アプリ対応、会員特典などは変更される可能性があるため、比較記事だけを信用せず、申込み直前に必ず公式ページの条件を確認してください。
古い良質な基礎記事を練習に使い、新しい記事や動画で現在のサービス状況や追加教材を確認するように役割を分ければ、公開日の新しさだけに左右されずに選べます。
初心者がサイトで学ぶ順番

ジャズギターは学ぶ項目が多いため、興味のあるスケールや難しいコードから無作為に始めると、知識同士のつながりが見えず、何を弾いてもジャズらしく聞こえない状態になりやすいです。
最初は、基本コードを押さえる、短い進行で伴奏する、メロディを弾く、コードトーンで短いアドリブを作るという順番にすると、伴奏とソロの両方に必要な土台を無理なく築けます。
一つの段階を完璧にしてから次へ進む必要はありませんが、練習時間の大半を現在の課題に使い、残りを復習と曲の演奏へ回すことで、知識だけが先行するのを防げます。
基本コードから始める
最初に覚える候補は、メジャーセブンス、マイナーセブンス、ドミナントセブンス、マイナーセブンフラットファイブで、各コードを全キーで多数暗記するより、五弦ルートと六弦ルートの使いやすいフォームを少数覚える方法が現実的です。
コードを覚える際は、指の配置だけを見るのではなく、ルート、三度、七度がどの弦にあるかを確認し、不要な弦をミュートして一音ずつきれいに鳴るか確かめます。
- maj7は安定した明るい響き
- m7は柔らかなマイナーの響き
- 7は解決を求める響き
- m7♭5はマイナー進行で重要
- 三度と七度は機能判断の中心
フォームを覚えた後は、Dm7からG7、G7からCmaj7のように二つのコード間だけを往復し、指を大きく持ち上げずに共通音や近い音へ移動する練習を行うと、滑らかな伴奏につながります。
ツーファイブワンを弾く
基本コードをいくつか押さえられたら、ジャズで頻繁に使われるツーファイブワンを練習し、個別のコードフォームを音楽的な流れとして結びつけます。
CメジャーならDm7、G7、Cmaj7となり、最初は各コードを四拍ずつ鳴らし、次に二拍ずつへ短くし、最後に簡単なコンピングリズムを加えると段階的に難易度を上げられます。
| 段階 | 練習内容 | 目安 |
|---|---|---|
| 第一段階 | 各コードを四拍 | 音を切らさない |
| 第二段階 | 各コードを二拍 | 移動を小さくする |
| 第三段階 | リズムを加える | 拍の位置を保つ |
| 第四段階 | 別のキーへ移す | 度数で考える |
| 第五段階 | 曲の中で使う | 前後の進行を聴く |
テンポを上げることより、コードが変わる瞬間を正確に合わせ、二拍目や四拍目を感じながら一定のリズムで弾くことを優先すると、少ないコードでもジャズらしい伴奏に近づきます。
一曲を最後まで仕上げる
コードやスケールの基礎練習と並行して、Autumn Leaves、Blue Bossa、All of Meなど、初心者向け教材が見つかりやすいスタンダード曲を一曲選び、最初から最後まで演奏する経験を作ります。
曲の練習では、いきなりメロディ、コード、アドリブを同時に完成させようとせず、音源を聴く、メロディを歌う、コードだけを弾く、メロディだけを弾く、短いソロを加えるという順番に分けることが大切です。
一曲を通して弾くと、個別練習では気づかなかった苦手なコードチェンジ、長い休符での拍の見失い、フォームを探す時間、曲の構成を覚えていない問題が明確になります。
完成の基準は原曲と同じ速さで高度なソロを弾くことではなく、遅いテンポでも止まらずに構成を追い、テーマと簡単な伴奏を演奏できる状態にすると、達成感を得ながら次の課題へ進めます。
サイト学習を演奏力へ変える練習法

良質な記事や動画を見つけても、読むことや視聴すること自体が目的になると、知識は増えても指板上で音を選ぶ速さや、他の演奏者とテンポを共有する力は伸びにくくなります。
サイトで得た情報は、短い練習単位へ変換し、音を出す、録音する、聞き直す、修正するという流れに入れることで、初めて演奏力として定着します。
一日に多くの教材を消化するより、一つのコード進行や四小節程度のフレーズを数日間繰り返し、異なるキーや曲で使えるところまで掘り下げる方が実戦で役立ちます。
見る時間を制限する
オンライン学習では関連動画や別の記事へ簡単に移動できるため、練習するつもりが一時間視聴して終わることがあり、入力と実践の時間を意識的に分ける必要があります。
一回の練習では、教材を見る時間を全体の三分の一以下にし、残りをギターで再現する時間、何も見ずに弾く時間、録音を確認する時間へ配分すると、受け身の学習を防げます。
- 教材確認は最初の十分程度
- 模倣練習は短い範囲に限定
- 資料を閉じて記憶から演奏
- 最後に一回だけ録音
- 翌日は前日の内容から開始
理解できない部分があっても検索を続けすぎず、その日の演奏に必要な情報だけを確認し、残った疑問はメモして週末にまとめて調べると、毎日の練習が中断されにくくなります。
練習記録を残す
ジャズギターは短期間で劇的な変化を感じにくいため、練習した日、扱った曲、テンポ、難しかった小節、次回の課題を簡単に記録し、小さな前進を確認できるようにします。
記録は詳細な日記にする必要はなく、練習を始める前に前回の課題を一つ確認し、終了後に次回最初に行う作業を一つ書くだけでも、毎回何から始めるか迷う時間を減らせます。
| 記録項目 | 記入例 | 役割 |
|---|---|---|
| 曲名 | Autumn Leaves | 教材を固定する |
| 練習箇所 | 最初の八小節 | 範囲を限定する |
| テンポ | 毎分七十拍 | 変化を測る |
| 問題点 | G7で遅れる | 課題を具体化する |
| 次回 | 二小節を反復 | 開始を早くする |
テンポの数値だけを上達の基準にせず、音がきれいにつながった、拍を見失わなくなった、譜面を見ずに一周できたといった質的な変化も記録すると、焦らず継続できます。
録音して一項目だけ直す
自分の演奏中はコードフォームや次の音を考えることで注意が埋まり、リズムの揺れ、音量差、不要弦のノイズ、フレーズの不自然な間に気づきにくいため、短い録音を定期的に残すことが有効です。
録音を聞くと複数の欠点が同時に見つかりますが、一度にすべてを直そうとすると演奏が硬くなるため、今回はリズム、次回は音の長さというように修正項目を一つだけ選びます。
伴奏ならクリックに対してコードが早く出ていないか、ソロならコードが変わる位置を感じられるか、フレーズの終わりに適切な余白があるかを確認すると、単なるミス探しではなく音楽的な改善につながります。
同じ課題を修正する前後で録音し、良くなった部分を具体的に言葉へ変えると、自分に効果のある練習方法が分かり、サイトや講師を変えなくても練習の質を高められます。
独学で起こりやすい失敗と補い方

ギターサイトを使った独学は、時間や場所を選ばず低い費用から始められる一方、教材の順番、演奏の正誤、練習量の配分を自分で判断しなければならない難しさがあります。
上達が止まったときに、才能がない、教材が悪いと考える前に、情報を集めすぎていないか、難易度が現在のレベルに合っているか、実際の音楽を聴く時間が不足していないかを確認することが大切です。
独学で解決できる問題と、講師や他の演奏者から助言を受けた方が早い問題を分け、必要な場面だけ外部の支援を利用すれば、費用を抑えながら効率よく進められます。
教材を増やしすぎない
新しいサイトや動画を見ると、現在の教材より分かりやすく感じられますが、教材を変えるたびに基礎から見直していると、知識は増えても一曲を最後まで弾く経験が蓄積されません。
主教材は一つに決め、コードフォームが分からないときだけコード辞典を使う、理論用語を確認するときだけ理論サイトを見るというように、補助教材の役割を限定します。
- 主教材は一か月固定
- 練習曲は同時に一曲か二曲
- 新しい動画は保存だけにする
- 疑問は一つずつ検索する
- 教材変更の理由を記録する
主教材を変更する場合は、内容が難しすぎる、説明形式が合わない、目的の曲が扱われていないなどの理由を明確にし、単に練習が退屈になったことを教材の問題と混同しないようにします。
難易度を下げる
ジャズらしい高度なソロやコードメロディに憧れて難しい教材を選ぶと、数小節を覚えるだけで長い時間がかかり、曲全体を演奏する楽しさを得る前に挫折しやすくなります。
練習が止まる場合は、テンポを下げるだけでなく、コードの音数を減らす、フレーズを二拍に短くする、アドリブで使う音を三音に限定するなど、課題そのものを小さくします。
| 難しい状態 | 下げ方 | 残す目的 |
|---|---|---|
| コード移動が遅い | 二音か三音に減らす | 進行を保つ |
| ソロが続かない | コードトーン三音 | 和音を表す |
| 曲で止まる | 四小節だけ反復 | 構成を覚える |
| リズムが崩れる | 二分音符で弾く | 拍を保つ |
| 譜面が読めない | 一日二小節 | 位置を結びつける |
簡単にした形で止まらずに演奏できたら、音を一つ加える、テンポを少し上げる、別のキーへ移すという順番で難易度を戻せば、無理な反復より安定した成長につながります。
人から学ぶ時期を見極める
手首や指に痛みが出る、何度練習してもリズムが安定しない、自分の演奏が合っているか判断できない、セッション参加への不安が強い場合は、サイトだけで解決しようとせず講師や経験者へ相談する価値があります。
マンツーマンレッスンでは、現在のフォームや演奏を見たうえで優先課題を絞ってもらえるため、多数の記事を読み比べるより短時間で原因が分かることがあります。
一方で、目的を伝えずに受講すると講師の標準的なカリキュラムを進むだけになる可能性があるため、一曲を伴奏できるようになりたい、アドリブでコード感を出したいなど、具体的な希望を事前に整理してください。
毎週長期間通う方法だけでなく、数回だけフォームを見てもらう、オンライン添削を利用する、ワークショップや初心者向けセッションへ参加する方法もあるため、独学をやめるのではなく必要な部分だけ補う考え方が現実的です。
自分に合うサイトを決めて一曲から始めよう
ジャズを学べるギターサイトには、日本語で基本コードや理論を理解しやすい無料サイト、海外の豊富な譜例や動画を利用できるサイト、順序のあるカリキュラムや添削を受けられる有料サービスがあり、最適な選択は現在のレベルと目的によって異なります。
初心者は多くのコードやスケールを一度に覚えようとせず、基本的なセブンスコード、ツーファイブワン、簡単なスタンダード曲という順番で進み、サイトから得た情報を必ずギターで鳴らすことが大切です。
主教材を一つに絞り、見る時間より弾く時間を長くし、短い録音と練習記録を残せば、独学でも課題を具体化でき、教材を次々に探し続ける状態から抜け出せます。
無料教材で説明方法や演奏スタイルを確かめたうえで、フォーム、リズム、練習の優先順位を自分だけでは判断できない段階になったら、添削付き講座や個人レッスンを必要な範囲で利用すると効率的です。
まずは気になるサイトを一つ選び、弾いてみたい曲を一曲決め、今日の練習では最初の四小節だけを止まらずに演奏するところから始めると、膨大なジャズギターの学習内容を具体的な一歩へ変えられます。


